初心者のためのエアロパーツの買い方講座-1-

まずはじめにエアロパーツを理解しよう

エアロパーツとは
車両をドレスアップするために装着するパーツで、通常FRPやウレタンなどの樹脂で形成されたアフターパーツ。
最近はトヨタやホンダなどディーラーで新車と合わせて販売される事も増えてきてますが、通常はいわゆる社外品と呼ばれる、エアロメーカーやカーパーツメーカーが独自に製作したエアロパーツを装着します。
そのため、人気車種は数十種類のエアロパーツがありますが、販売数の少ない車種やセダンのファミリーカー、SUVなどはあまりエアロパーツがありません。

ドレスアップしたい場合は車選びも重要になります。



エアロパーツの種類
エアロパーツはいくつかに大きく分類できます。
フロントスポイラー 車のフロント部に装着するパーツで次の2タイプが主流。

・車の純正フロントバンパーの下部に装着するタイプ。
フロントハーフスポイラーまたはフロントリップスポイラーと呼ぶ。純正のバンパーが必要。

・車のバンパーごと交換するタイプ。
フロントバンパースポイラー(もしくはフロントバンパー)と呼ぶ。純正のバンパーは不要。

一般的にフロントスポイラーというと、ハーフを指す場合が多くバンパータイプはフロントバンパーと呼び分けられることが多い。
サイドステップ 車のサイド部分、通常はドアの下部(サイドシル)に装着するパーツ。

通常はフロントのタイヤハウスからリアのタイヤハウスまでを繋ぐ細長い形のパーツ。

サイドスカートや、サイドシル(ガーニッシュ)と呼ぶこともある。

たまにみかけるサイドパネルというのは、サイドステップのラインをきれいに見せるため、または車両を大きく見せるために、ドア部分にサイドステップとは別につけるパネル状のパーツを指す。
リアスポイラー 車のリア部に装着するパーツ。
フロントスポイラーと同様で、純正バンパー下部につけるタイプとバンパー交換タイプがある。

リアはリップスポイラーとはあまり呼ばず、その代わりリアスカートと呼ばれることも多い。

※リアウイングを指してリアスポイラーと呼ぶ人もまれにいる。
リアウイング トランクもしくはリアゲート上部に取り付けるウイング状のパーツ。

トランクにつける小さめの薄いウイングをトランクスポイラー、リアゲート上部、もしくはリアガラスの上部につけるタイプをルーフスポイラーと呼ぶ。
フロントグリル ヘッドライトとヘッドライトの間のダクト部分につけるパーツ。
通常は純正のフロントグリルと交換するタイプになる。

比較的安価なことと手軽にイメージチェンジできるため、初心者から上級者まで幅広く人気のある部分のパーツ。。

アルミを削りだしたビレットグリル、メッキ加工されたメッキグリルなど素材やバリエーションも豊富。
フロントバンパーと一体式になっている場合もある。
ヘッドランプトリム ヘッドライトに取り付けるパーツ。

車の前面は顔に例えられることも多く、ヘッドライトは目にあたることから、アイラインガーニッシュ(アイライン)と呼ばれることもある。

車の印象を大きく変えてくれるパーツ。
ボンネット ボンネットを交換するタイプのパーツ。

ボンネットにダクトをつけたり、車両軽量化のために装着するパーツで、どちらかというと機能面重視で装着されるパーツ。
フェンダー フェンダーを交換するタイプのパーツ。

ボンネットと同様、ダクトをつけたり軽量化のために装着されるパーツ。
これ以外にもメーカーによって、異なる場所に取り付けるパーツはありますが、大きく分けると大体こんな感じになります。


通常、フロント・サイド・リアの3点で1セットとなり、3点キットとか3点セットとか呼ばれます。
フルエアロ・フルキットという呼び方も上記3点セットを指す場合が多いですが、エアロメーカーから販売されているその車種のエアロパーツを全て装着する場合に呼ばれることもあります。



エアロはどうやってつけるの?
エアロについて徐々に理解を深めてきたところで、さていったいどうやって装着するのか?よくDIYでご自身で装着されているwebサイトなど見かけるけど実際に出来るのか?

基本的に素人が自分で装着することは難しくて出来ないとお考え下さい。

通常、板金屋、カーショップ、ディーラーなどにて取り付けてもらいます。


素人には出来ない理由は以下のとおりです。
、エアロパーツは未塗装の素地の状態で販売されているため、別途、車と同じカラーに塗装する必要があります。

、エアロパーツの仕上がりの誤差、車両の経年劣化による歪みなどにより、エアロを削ったりするなど調整する必要があります。

、エアロパーツは素材がデリケートですので、落としたり無理やり装着しようとすると割れたり欠けたりしてしまいます。

、装着に際して、ジャッキアップしてタイヤを外す必要がある場合もあり、危険が伴います。

、交換タイプ以外は、車両にビスなどでとめる必要があるため、ドリルなどの工具が必要になります。

、交換タイプの場合はネジ位置などを把握していないと外せなかったり破損したりする場合もあり、センサーやFOGランプなど専門の知識が必要になる場合があります。

、サイズが大きいため一人では装着出来ません。また一度バンパーを外し始めたりすると車を動かせなくなりますので、人数と場所と時間が必要になります。


例外として、塗装済みのフロントグリルやメッキグリル、それからヘッドランプトリムなどは比較的作業も簡単ですので、ご自身で装着することが出来やすいパーツとなります。ただし純正のグリルは経年劣化でネジが固くなっていたり、外し方が特殊な場合などもありますので、難しい場合もあります。

※未塗装のグリルやヘッドランプトリムなどをご自身で缶スプレーで塗装される人もいますが、小さいパーツとはいえ、とても難しい作業です。ホコリをかんでしまったり、湿気により艶が無くなってしまったり、塗装が垂れてダマになったり、塗りムラが出来たりします。
またお車の色は経年劣化や個体差により若干色が変わりますので、車両とは素材の異なるパーツへの異なる塗装方により、余計に色の違いが目立ってしまいます。


塗装済み品を装着する際に、誤って塗装にキズが入ってしまうこともありますので、いずれにしても板金屋・カーショップ・ディーラーなどでの装着をお勧め致します。



次からは具体的に購入の手順を解説します。
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