初心者のためのエアロパーツの買い方講座-2-

エアロパーツ購入の準備-1-

エアロパーツの購入方法
前回、通常エアロパーツは未塗装の状態で売られていると書きました。

ですので、手順としてまずエアロパーツを購入し、それから板金屋・カーショップ・ディーラーなどで塗装と取り付けを行うという2段階となります。

ですが、板金屋・カーショップ・ディーラーにてエアロを仕入れてもらい塗装取り付けをしてもらうという全てショップにまかせるやり方もあります。
この場合、支払いもまとめて出来ますし、全てお任せなので簡単で安心感もあります。
ただ、取り扱えるエアロパーツに偏りがあったり、専門店ではないのでエアロメーカーの情報量が少ない場合も多く、狭い範囲内で選択を迫られる可能性や適合の確認に時間がかかったり、車種によってはエアロパーツが見つからない場合などもあります。
(実際、板金屋さんなどは、実物のエアロを見れば経験や感覚的にきちんと取り扱える事が多いですが、エアロの知識については驚くほど無知な場合もありますので、購入前のアドバイス面でも不安が残ります)

また、価格面に関しても、ご自宅の近くの板金屋にも数に限りがありますので、エアロパーツを安く購入することが出来ない可能性もあります。
特に最近の通販はとても高い値引率で取り扱っていますので、ご自身でご購入されたほうが安くあがる確率が高いと思います。


ということで、この講座ではエアロパーツを通販で購入する方法を書いていきたいと思います。


ご自身の車両情報を確認する
さて、エアロパーツを購入するとは言っても、まず装着するエアロパーツをどのメーカーにするか、どのパーツを装着するか決めないといけません。


ドレスアップ系の雑誌や、当サイトのリンクなどを辿ってお気に入りのメーカーとパーツを2〜3めぼしを付けていくのですが、そのためにはまず、ご自身の車両情報を把握しておく必要があります。
既に購入時にグレードなど把握している場合は問題ありませんが、中古車を購入したり譲り受けた場合はグレードがわからない事があります。


なぜ車両情報の確認が必要なのか?

それは、同じ車種でもグレードや年式の違いで装着できるパーツが変わってくるからです。
マイナーチェンジの前期と後期で互換性が全く無い場合も多いのです。
残念なことですが前期のみしかエアロパーツが出ていない場合などもあります。
グレードによっては年式があっていても装着できないパーツも多くあります。
(エアロパーツは受注生産となり、基本的には購入後の購入者側のミスでのキャンセルは出来ません。※これについては後ほどもう少し詳しく説明致します。)

よく、後期と書いてあるエアロを前期に装着できませんか!?というようなご質問を頂きます。残念ながら後期にしか付かないためにわざわざ後期用と書いてあります。前期にも付くようでしたら販売側もうれしい限りなのでわざわざ後期と書くことは絶対にありません。


用意するのは車検証になります。
(ご自身で車両情報を把握されている場合でも念のために必ず車検証をみて確認して下さい。)


まず年式は簡単にわかります。
車検証の「初年度登録欄」の年月を確認して下さい。
前期・後期の区別についてはネットで調べれば出てくることもありますし、恐れずに通販ショップに確認して下さい。


難しいのがグレードです。
「類別区分番号」から判別することが出来るのですが、グレード自体は書いていませんので、類別区分番号から調べてもらう必要があります。
ディーラーに車を持ち込んで調べてもらうのが早いのですが、エアロの見積もりの際に通販ショップに類別区分番号を伝えて適合を確認すればいいかと思います。その際に「初年度登録年月」と「型式指定番号」も一緒に伝えましょう。


この車両情報の確認は必ず行って下さい。
あやふやなままですと、せっかくお気に入りのエアロパーツを見つけてその気になっていても注文の段階で装着できないと判明することもあります。
ひどい場合は、いざ装着する段階で付かないということもあります。



エアロパーツ購入の準備-2-に進む